『葉山deクルージング』に参加することで 見えた、新たな “顔” と “東京五輪”

11/14/2017

2020年 東京オリンピックで注目される『セーリング』。葉山のサンセットをバックに、プロセーラー 伊藝徳雄氏などのお話から感じたことを綴ります。

鎌倉ギャザリング編集部/湘南基地プロジェクト代表の宮代です。

2017年11月4日、慣れ親しんだ湘南の海。オープンマインドで独特な文化を持つ湘南の魅力を再確認すべく、江ノリンピック発起人である大塚さんのお誘いを受け『葉山deクルージング』に参加してきました。

当イベントは、各主体の信頼を「つなぎ手」として、また企業・行政・市民のコミュニケーションの担い手としてのサポートをする『江ノリンピック盛り上げ隊』と『湘南ビジョン研究所』との共催でした。鎌倉を拠点とする企業による協同プロジェクト『カマコン』で誕生したプロジェクトというのもあり、横のつながりや、コミュニティとしての役割が非常に確立されています。

イベントの開始と共に挨拶をする伊藝さん。「”敢えてなにもしない状況”を楽しんで欲しい」とクルージングの魅力を語ります。

参加者は合わせて30名強。それぞれ「初めまして」の方が多い印象でしたが、隣に座っていた方に気さくに話しかけたり紹介し合ったりなど、どんな方でも溶け込みやすい、和やかな空気が流れていました。

そして、乗船。

ご用意していただいたモーターボートは豪華で大きなもので、値段も5000万円だとか..!!

こんな感じの船内。内装もリッチ。

心地よい風を感じながら進むモーターボート。海から湘南の沿岸部を眺めるその景色は、湘南のまた違った顔を演出してくれます。

僕自身、船酔いしやすいタイプ (しかも寝不足だったのですが)、幸い酔うこともなく、気持ちよくクルージングを楽しむことが出来ました。本当に良かったです。笑

お酒や、湘南の名物『 SHONAN ENERGY GOLD 』を片手に、美しい景色を眺め黄昏れたり、語り合いました。
皆さん、湘南への愛情が深い方ばかりで、普段の活動をお聞きしても、湘南の魅力を再確認するばかりで、終始心地よかったです。

途中、プロセーラーの方々のヨットを間近で見ることができました。この一帯は、2020年東京オリンピックで実際に使われるコースで、非常に貴重な体験となりました。

美しすぎるサンセットと、夕焼け。

思わず見入ってしまいました。もはや言葉は必要ないので割愛します。
それほどに、美しい瞬間を味わうことが出来ました。

あっという間の、帰船

気付けば、葉山マリーナ周辺に帰船。夕焼けの映える暮れとなり、お昼どきに太陽輝く清々しい湘南とは別の顔がまた現れていました。江ノ島の夕陽映えも、半端じゃなかったです。

伊藝さんによる講演 『オリンピックと湘南の可能性』

セーリング体験後は、軽食をつまみながらアットホームな雰囲気の中、伊藝さんによる講演。
「私達が東京オリンピックを通して、何をすることができるのか?」「どんなことをする意義があるのか?」などを中心に、時にはロジカルに、時には感情的に、非常に心に響くトークをして頂きました。

ゲストスピーカーとして登壇された、北京オリンピック出場経験のある加原奈緒子さんと、東京オリンピック代表選手候補である川田貴章さんも、プロセーラーとしての実態や、オリンピックでの経験談など、リアルを語って頂きました。

『セーリング』という競技の魅力をいかにPRしていくか、どのように入り口を増やすか。実際に思案されているパブリックビューイングや、ボランティアスタッフとして関わるなど、オリンピックという祭典の特性を生かした建設的なプランニングを共有して頂きました。

個人的にはロンドンオリンピック当時の会場が湘南沿岸に酷似していて、2020年の片瀬東浜周辺の様子が容易にイメージできること。また、当時はラジオや携帯で情報を入手したり、オリンピック会場近くでパーティをしたり、という実際の事例から計画を練ることが出来るのは、全く新しい情報だったので刺激的で、カフェ計画へも参考にさせて頂きました。伊藝さんのお話は刺さるものが多く、また激しく共感もありました。経験者だからこそ見える本質的な見解や、湘南の潜在能力を信用した上での視座の高さなど、言語化するのが畏れ多いですが、それだけグッとくるお話が多かったです。伊藝さん、ありがとうございました。

講演後は、交流会が行われ、参加者同士楽しく語り合うことができました。

総じて、非常に有意義な時間を過ごすことができました。イベント運営をしてくださった『江ノリンピック盛り上げ隊』と『湘南ビジョン研究所』の皆様、伊藝さん、加原さん、川田さん、この度は貴重な機会をありがとうございました!

『オリンピック盛り上げ隊』や伊藝さんは、湘南の魅力を再構築すべく、他にも様々なイベントや、多くの機会を作ってくださっているので、これを機にぜひチェックしてみては如何でしょうか?

ご拝読、ありがとうございました。

プロセーラー 伊藝徳雄 ウェブサイト
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カマコンバレー
湘南ビジョン研究所

テキスト = 宮代 健太